演習: 三項間漸化式とベルヌーイランダムウォーク 仁謹(Jyn kin) ランダムウォークに関する以前の記事(https://math-quest.jp/feature/911b6c6d-6a8c-ef0d-a7a4-aaa9c1f0bb40/)で、ランダムウォークの再帰性について確かめるにあたり \[\sum_{n = 0}^{\infty}t^{\frac{1}{2}}P_n(0, 0)\]
\(n\)次元ベクトル空間上で、各成分が\(0\)または\(1\)をとるベクトルの集合を\(\mathcal{X}_n\)とおく: \[\mathcal{X}_n\coloneqq\left\{(x_1,x_2,\ldots,x_n)^\mathrm{T}\mid x_1,x_2,\ldots,x_n\in\{0,1\}\right\}\subset \mathbb{R}^n.\] ここで、\(n
数列\(a_n\)を次のように定義する。以下の1、2を示せ。 \[\begin{align*} a_1=1, a_{n+1}=2a_n+1 \end{align*}\] 1. 任意の奇素数は数列\(a_n\)のある数の素因数である。 2. 任意の奇数は数列\(a_n\)のある数の約数である。 解答 数列\(a_n\)の一般項を求めると、 \[\begin{align*} a_{n}=1+2+2^2
今回は指数分布とポアソン分布、ポアソン過程の関係についてまとめます。 「M/M/1行列モデルの公式の導出」で証明を省略した命題の証明についても考えます。 1 ポアソン分布 まずポアソン分布の定義を確認しましょう。 母数\(\lambda>0\)のポアソン分布\(\mathrm{Po}(\lambda)\)は、確率質量関数が \[P(X=k)=\frac{\lambda^k}{k!}e^{-\
SQLと関係代数 正規化・クエリ最適化編 佐久間 正樹 前回「SQLと関係代数 基本演算編」に引き続き、データベースの数学的表現とその応用について考えます。今回はリレーションの正規化とクエリ最適化についてです。 1 正規化の数学的表現 表(テーブル、リレーション)の名前と属性集合の組による抽象化をリレーションスキーマ、リレーションスキーマに従う実際のデータが入ったリレーションをそのリレーションスキ
高校数学の内容に「平均値の定理」があります。平均値の定理は、大学で解析学を学ぶときの基礎となる定理ですが、受験ではあまり活躍せず、定理の意味についてもほとんど語られないまま高等教育を終える方もいらっしゃると思います。 今回はそんな平均値の定理についてお話ししたいと思います。 1 ラグランジュの平均値の定理 実は平均値の定理にはいくつかのバリエーションがあるのですが、単に「平均値の定理」というと、以